スマホ料金で毎月かかってくる2円程度のユニバーサルサービス料とはなんだろうか?
携帯を使い初めて20年以上。いつからユニバーサルサービス料が存在したのかもわからないし、それが何なのかも知らない。数円なので気にしたこともなかった。ユニバーサルサービス料が値上げになるとのことで気になったので調べてみました。
結論、もっと徴収してくれてもいいんだよ!
ユニバーサルサービス制度
ユニバーサルサービスといっても色々な意味、サービスが含まれるので総務省のHPでは「電話のユニバーサルサービス」として表記があります。
電話のユニバーサルサービスとは
生活に不可欠な通信サービス、日本全国で提供されるべきサービスが基礎的電気通信役務(ユニバーサルサービス)として定められています。
具体的には以下の3つの通信サービスです。
- 加入電話(固定電話や携帯電話、スマホ、一部IP電話)
- 第一種公衆電話
- 緊急電話(警察110番、海の警察118番、消防119番)
ユニバーサルサービス料は、上記のサービスを維持するために必要な料金として徴収されています。
ユニバーサルサービス料が徴収されるようになった理由は?
総務省のHPに以下の記載があります。
ユニバーサルサービスは、NTT東西において、採算地域から不採算地域に地域間の補填を行うことにより、その提供が確保されてきました。ところが、競争事業者の参入により、都市部等の採算地域を中心に競争が進展し、NTT東西の自助努力だけでは、ユニバーサルサービスの提供を維持することが困難になり、不採算地域においては、利用者の利便性を確保できないおそれが生じました。
NTTが自腹切ってサービスを維持してくれていたところ、他の通信事業者との価格競争が激化。赤字地区のサービス提供が厳しくなってきた。これでは赤字地区のサービスが終了してしまう。生活に不可欠な通信サービスが無くなるのは困るということで制度化という流れ。ユニバーサルサービス料として事業者からお金を集めサービスの維持を行う。
ユニバーサルサービスの開始は2006年から
各事業者が負担する『ユニバーサルサービス制度』が2002年度に創設され、2006年度から稼動。
それ以前は利用者から徴収はされていなかったわけですね。どおりでいつの間にか?と思うわけです。
ドコモ ユニバーサルサービス料の値上げ
NTTドコモは2019年7月からユニバーサルサービス料を月額3円に改定します。
1円の値上げとなります。150%アップ!
ちなみにユニバーサル利用料は事業者からお金を集めるということなので、「事業者が直接負担する」「利用者に負担を求める」というのは、各事業者の経営判断にゆだねられているそうです。そのうち「ユニバーサルサービス料無料」をアピールする事業者があらわれるかもしれませんね。あるのかな?
ユニバーサルサービスのイメージキャラクター「ユニちゃん」
世間広くにユニバーサルサービスについて告知するためでしょう。イメージキャラクターがいます。残念ながら僕は初めて見ました。
まるでフリー素….
ユニちゃんの由来
- 名前はユニバーサルサービス制度のユニから。
- 遠くの声がしっかり聞き取れるような長い耳 = 全国をくまなくカバーする電話の象徴
- 機敏で素早い身のこなし = 緊急通報などでの頼もしい対応力の証
- 「単一」の意味を持つ「uni」にかけて、日本中どこでも均一なサービスが提供できることを表す
- みんなが力を合わせて、一つになって、新しい制度を支えていくイメージを表現
あとがき
ユニバーサルサービス料が具体的にどのように使われるのかまではわかりませんでした。
過疎地域での通信サービスの維持だけでなく、電波の改善などにも使われると良いな〜と思います。田舎の電波は本当に悪いですから。そういったことに使うのであれば毎月30円くらい徴収しても良いよ!
※参考:総務料HP「ユニバーサルサービス制度」
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