左手デバイスを導入しました。
導入したのはコンパクトで比較的手頃な(と言っても高価だと思います) Loupedeck Live S 。ダイヤル2個、4つの物理ボタン、15個に区分けされたタッチパネルを搭載したいわゆる左手デバイスです。
何ができるかというと、
タッチパネルとボタンにはショートカットの登録、ダイヤルにはマウスホイールでできる操作が登録できます。ざっくりとそんな感じです。
便利なのは操作しているアプリに対応して登録内容が自動で切り替わってくれること。
たとえばデスクトップを操作しているときはデスクトップ用に用意したショートカットなどが使え、ブラウザを使用しているときはブラウザ用の、グラフィックソフトを使用しているときはグラフィックソフト用の内容に自動で切り替わってくれます。
しかもディスプレイにはアイコンが表示されているのでどこに何が登録されているかを覚える必要はありません。
これは非常に便利かつ作業効率が大幅にアップします。
Loupedeck Live S レビュー
前述どおり機能的には非常に便利なもので、有名所のたくさんのアプリのプロファイルがありすぐに活用することができます。
ただし本格的に自分専用として使用するにはそれなりにセッティングをする必要があると思います。便利さを作り上げていく楽しみがありつつも、それはなかなか骨の折れる作業です。使いこなそうと思ったらかなりの根気が必要だと感じました。
質感、外観は?
製品的にはチープな印象。高級感はありません。
勘違いしやすい点としては、あくまでタッチパネルであって個々の独立したボタンではないこと。タッチ反応もちょっとおざなりな感じを受けました。
と、便利なガジェットですが「もう少し」と感じる部分も多くありました。
Loupedeck Live S – 日々のPC作業や配信、コンテンツ制作を効率化するカスタムコントローラ。LEDタッチスク...
Loupedeck Live S をイラレで使う
多くの方は映像関係のアプリが使用目的になるかと思いますが、僕は Adobe Illustrator で使用するために購入しました。
やりたいことはただ一つだけ。「キャンバスの回転をダイヤル操作する」です。
結論から言うと思っていたようにはなりませんでした。
なぜなら「キャンバスの回転」はもともとマウスホイールによる操作に対応していなかったからです。それでもショートカットを登録すればそれなりには使えるのですが想像通りには出来ませんでした。これはもう Adobe によるイラレのアップデートを待つしかないかもしれません。
XP-PEN の DECO 01 V2 というペンタブレットを購入しました。 ペンタブレットとえいばワコムが有名ですが、ワコム製品と比較すると 価格が手頃 同等の性能 ユーザー評価が高い のが XP-PEN の D[…]
イラレ以外では?
それ以外の部分では概ね便利に使えています。
イラレにはもともとツールを切り替えるショートカットが用意されているのでそれさえ覚えてしまえば Loupedeck の必要性はあまりなくなってしまいます。もちろんディスプレイにアイコンが表示されていてわかりやすいという利点はあります。
PC操作の全てにおいて活用が可能なので全体的には役に立っています。
Loupedeck Live S – 日々のPC作業や配信、コンテンツ制作を効率化するカスタムコントローラ。LEDタッチスク...
Loupedeck を購入するならココに注意!
- 使いこなすには設定を作り込む根気が必要
- やりたい作業を明確にしそれが実現可能なのか調べてから購入すること
- 高級感には期待しない
- 別製品もよく検討すること
左手デバイスは他にも様々な製品が販売されています。
Loupedeck のライバル的な「Stream Deck」もあります。出来ることは似たようなものだと思いますが見た目の高級感はこちらのほうがありそうです。
またディスプレイにこだわらなければ XP-Pen の「ACK05」が良さそうです。Bluetooth接続が可能で左手デバイスのお試しとしては良い価格です。
Elgato Stream Deck MK.2 エルガトストリームデック MK.2【15キー配列】ライブコンテンツ作成用のコントロ...
XPPen 左手デバイス ショートカットリモート 片手キーボード Bluetooth対応 ワイヤレス ペンタブ 液タブ用 ...