XP-PEN Artist 12 セカンド レビュー

液タブ| Artist 12 セカンド |12インチがおすすめの理由|XP-PEN

XP-PEN Artist 12 セカンド レビュー

大きいサイズの液タブが欲しいと思いながらも購入した「XP-PEN Artist 12 セカンド」ですが、実際に使用してみると、自分の環境では12インチが良い選択だったことに気づきました。

12インチ液タブがなぜベストチョイスだったのかを紹介します。

XP-PEN Artist 12 セカンド を購入

購入した液タブは XP-PEN「Artist 12セカンド豪華版」です。

性能に関しては申し分のない商品で、初心者向けの液タブとしてメジャーなモデルですね。

この液タブを普通に使用すると「やっぱり大きな液タブが欲しいな〜」となってしまいますが、ひと工夫することで12インチというサイズが長所になります。

12インチ液タブにひと工夫

ひと工夫とは、タブレット向けのスタンドです。

これを使用することによりスケッチブック感覚で液タブを動かすことができます。
「キャンバスの回転機能を使えばいいじゃん」って思うじゃないですか。
それよりもスタンドを使って回転させたほうが直感的かつ手軽です。

そしてそれを実現できるのが12インチというサイズと重量です。

↑首振りが超便利

 

ラップトップ風
縦位置も簡単
水平にしてイラストを描く
微調整も可能
アームの形で安定化
スタンド 首振り

 

14インチ以上になると回転させるには広大なスペースが必要です。重さも問題になってきます。

スペースと対応できるスタンドが用意できれば14インチ以上でも同じことはできますが、大きな液タブは回転させるのも一苦労でしょう。

結論。

12インチがベストバランス!

ただしどんなにしっかりとスタンドを固定しても「揺れ」は多少発生します。
私は全く気になりません。
画面が少しでも揺れているのが気になりそうな人は、据え置きで大型液晶タブレットを使用したほうが良いでしょう。

 

製品名 Artist 12セカンド 豪華版液晶ペンタブレット
寸法 346.2 x 209 x 12 mm
作業エリア 263.23 x 148.07 mm
本体重量 約0.88kg
画面解像度 1920 x 1080
筆圧レベル 8192
傾き検知機能 60°

 

XP-PEN Artist 12 セカンド の使用用途と使用環境

と、12インチ推しをしていますがあくまで私の使用環境と用途での話です。
なので使用環境と用途の話を。

使用用途

私は仕事でイラストを描くことがあります。
イラストと言ってもそんなに本格的なものではなく簡単なものです。

オリジナリティと手書き感が出したくて液タブの導入となりました。

そんなイラスト制作も年に数回です。
はっきり言ってしまうと「液タブなくても困らない」そんなレベルです。

使用環境

メインで使用しているアプリは Adobe Illustrator です。

PC は mac mini 2012 Core i7 メモリ16GB
2012年モデルのPCですが、こちらで問題なく動作しています。接続も簡単でした。

ただしこの mac mini にはディスプレイの出力がHDMIと ミニディスプレイポート各1本しかありません。
液タブにHDMI、ディスプレイにミニディスプレイポートからHDMIの変換アダプタをかまして接続という形になりました。
※ディスプレイにHDMI入力しかなかったため

ディスプレイ関係の入力、出力の確認はしておいたほうが良いでしょう。

私の場合は、あらたに変換アダプタが必要となり思わぬところで出費してしまいました。

ほかのペンタブレットとの併用

ちなみにXP-PENの板タブを何年も前から使用しているのですが、この板タブの古いドライバーがインストールされていると新しい液タブのドライバーが上手く動作しません。

かならず古いドライバーはアンインストールしましょう。
※新しいドライバーで古い板タブのセッティングもできます。

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XP-PEN Artist 12 セカンド を実際に使用してみて

上位モデルの中には20インチを超えるような大型モデルもあるため、Artist 12 セカンド の12インチという作業スペースは小さく感じるかもしれません。

しかしタブレットスタンドを使用すれば小ささが武器になります。

デスクの広さ
使用する場所はこちら。せまい!
液タブ設置場所にキーボード
キーボードを置くとこんな感じ。
Artist 12 セカンド のサイズ感
液タブのサイズ感。左からは強烈な朝日。
Artist 12 セカンド の使用画面
実際の作業エリア。

もちろん性能、筆圧感知や視差も問題ありません。

頻繁に行われているセールなどで二万円台になることを考えれば XP-PEN Artist 12 セカンド は私にとって液タブのベストな選択になりました。

XP-PEN Artist 12 セカンド の注意点

注意点というか液タブ全般に言えることとして、液タブ買ったからといって急に絵が上手くなるわけではない!

まぁ当たり前ですが道具が良くなっても、腕は急には上がらないですよね。
練習あるのみです。

ただマウスで描くのを重ねるより、ペンで描く作業を積み重ねたほうが「絵」が上手くなると思いませんか?

安物でも何でも良いから早めに液タブ買って置けば良かったなぁと感じます。

まとめ

XP-PEN Artist 12 セカンド は省スペース、スタンド導入での機動性のアップによって非常に満足のいくものになりました。

  • 簡単なイラスト作成をする人
  • ちょっとした趣味でイラストを描く人
  • 導入コストをできるだけ抑えたい人
  • 作業スペースに制限のある人

上記のような人に非常におすすめできる液タブとなっています。
逆に以下の人は上位のモデルを選択したほうが良いでしょう。

  • 緻密なイラスト作成をする人
  • 趣味でも本格的なイラスト制作やマンガを描いている人
  • デスクの広さに余裕がある人
  • 予算が潤沢にある人

XP-PEN公式ストア:https://www.storexppen.jp/