リトルカブ スプロケット フロント 交換 16T

【 リトルカブ 】 フロント スプロケット を14Tから16Tに 変更

リトルカブ スプロケット フロント 交換 16T

リトルカブの フロント スプロケット を14Tから16Tに変更しました。

リアはデフォルトの39Tのままです。

 

スプロケットを変更したことでリトルカブの走りがどう変わるのか?

 

変更前に思っていたこと。結果どうなったのか。個人的な感想を書いていきます。

なお車体の状態などにより交換後の変化は異なると思いますので参考程度にお読みください。

※この記事での走行は全て知人所有の私有地にて行っております。

 

フロント スプロケット 交換車両について

HONDA リトルカブ

  • リトルカブ3速FI
  • 約33,000km走行
  • ノーマル仕様

 

上記車両をフロントスプロケット14T→16Tに変更交換、リアスプロケット39Tノーマル交換、チェーン交換を行いました。

スプロケットの交換は初めての車両で3万km使ったスプロケットと新品スプロケットの差、14Tから16Tの変化を記載します。

 

スプロケ交換して感じたこと(14T→16T)

 

スプロケットのセッティング変更を行った結果は以下の通りです。

交換前はこれほど大きく違いが出るとは思っていませんでした。変化があると変更したかいがあって満足度が高いですね。ちなみに交換は自分で行いました。工具が揃っていれば難しくはありません。

メリット
  • 最高速度がアップ
  • 3速の伸びが気持ち良い
  • 2速が引っ張れるようになる
  • 音が静かでスムーズ
デメリット
  • 坂道での減速が大きくなる

デメリット

デメリットはほとんどありませんが、坂道を常用する方は注意です。

では少し詳しく見ていきましょう。

 

フロントスプロケット16Tの注意点

デメリットは前述どおり坂道での減速。

ノーマルセッティングで60km走行から50kmまで減速してしまうような坂があるとします。フロントスプロケットを16丁に変更後、同様の坂を走ると40kmまで減速してしまいます。このセッティングだと40km以下になるようであればシフトダウンしたほうが良いですね。

走りとは別に交換時の注意点として、リア39Tのままフロント16T(2Tアップ)だとチェーンの長さがギリギリです。これも個体差があると思いますが、98リンクのチェーンで張りすぎになる状態です。後輪を手で回すと抵抗が大きく感じ、シャリシャリ音が鳴りました。1週間程度走ったらシャリシャリ音はならなくなりましたが100リンクを使用したほうが良いかもしれません。もしくはリアスプロケットを37Tに。

減速以外は大きな問題はありません。坂道が多くある場所で常用する場合は16Tはツライと思います。

 

交換前の想像していたデメリットは、出足が遅くなり合流などで苦労するのではないか?ということでした。

これは良い意味で予想を裏切り、出足は全く問題ありません。実際は多少遅くなっていると思いますが全く気になりません。

 

坂道以外はデメリットはないと言って良いですね。

 

フロントスプロケット16Tのメリット

メリットは多くあります。

最高速度が約5kmほど上がります。

と言っても最高速度はそれほど重要ではなく、そこにたどり着くまでのスムーズで静かな回転がメリットです。とにかく走っていて気持ちが良い。下り坂では70kmほど出てしまいます。

2速が引っ張れるのも大きなメリットです。2速40kmまで普通に使えます。ノーマルだと35km前後で唸って我慢できなくなりますが、2丁上げした場合は40km前後でシフトアップするようになります。

 

1速は体感的に0.5秒ほど長く使えるようになりますが、こちらはほとんど影響がないと言って良いでしょう。

 

実際の走行パターンに違いが出てきます。

スプロケ変更前は、1速スタートしたらすぐ2速、3速と忙しく変速し、あとは3速で停止するまではオートマ状態。

スプロケ交換後は、1速スタートしたらすぐ2速、コーナー曲がったら3速、坂やカーブなど減速の必要があればシフトダウンし2速も活用しつつ3速メイン。運転が楽しくなるセッティングです。

 

交換前に想像していたメリットとして、燃費の向上を期待していました。現段階では若干向上しているかな?程度です。これはしばらく計測しなければハッキリとしたことは言えません。

継続的に燃費を測定した結果、スプロケット交換により燃費がリッターあたり5km程度アップしました。プラグ交換、エアクリ交換、スプロケット交換でおおよそ10kmほど燃費が向上したことになります。

 

燃費は継続的に計測しているので気になる方は別記事をご覧ください。

関連記事リトルカブの燃費計測中

手軽な作業で効果大なのはプラグとエアクリ交換です。チェーン周りの交換(前後スプロケットとチェーン)も効果があることがわかりました。

関連30,000kmを超えてプラグ交換
関連クリーナー エレメント交換

 

そのほかのメリット

音が非常に静かでスムーズになりました。

スプロケット自体はそれほど摩耗してないように見えましたが、前後スプロケット&チェーン交換で大きく変わった点です。とても気持ちよく走行できるようになります。

リトルカブ スプロケット 14T 16T

左が交換前。思ったほど消耗は感じられない。

 

※この記事での走行は全て知人所有の私有地にて行っております。

 

まとめ

 

最高速があがり、回転を抑え気持ち良く走れる。デメリットは坂道のみ。

今回のフロント14T(ノーマル)から2Tアップの16Tへのセッティング変更は満足できるものでした。

坂道が多い場合やチェーンの長さが気になる場合は、フロント15Tでリアスプロケットを変更し微調整するのが良い選択だと思います。

これだけ変化があると他のセッティングも試してみたくなりますね。