2020年に mac mini 2012 を購入しました。購入後すぐに フュージョンドライブ で構成された HDD を SSD に交換しました。
SSD への換装を行ったのは mac mini 2012 core i7 2.3GHz モデルです。
HDDをSSDに交換してダブルSSDにすることで容量は減りますが速度は上がるはず。
交換の理由は速度を重視してのことではなくHDDにトラブルを抱えている mac mini を格安で購入したので交換することにしました。
購入経緯2020年 Mac mini 2012 を買った理由
フュージョンドライブでのHDD/SSD交換を行いました。
この記事が似たような境遇の人の参考になれば幸いです。
※作業は自己責任でお願いします。
当記事は、Lower側のディスクを交換する手順を解説した記事です。Upper側の手順はより複雑になります。
内蔵ディスクの位置を確認するにはこのMacについてからシステムレポートを開きハードウェアSATA/SATA Expressから該当のディスクを選択
ベイ名で確認することができます。
SanDisk 内蔵SSD 2.5インチ / 500GB / SSD Ultra 3D / SATA3.0 / 5年保証 / SDSSDH3-500G-J25
mac mini 2012 fusiondrive HDD → SSD 交換の流れと用意したモノ
今回、僕が行った mac mini 2012 fusiondrive での HDD → SSD 交換の流れは以下の通りになります。
- 新しいSSDをフォーマットする
- 内蔵HDDと新しいSSDを交換する
- もとのSSDと新しいSSDをフュージョンドライブとしてフォーマット
- macOSのインストール
画像のモノを用意しました。
- mac mini 2012
- 2.5インチ 内蔵SSD SATA
- ドライブケース
- 精密ドライバーセット
- コネクタ抜き
画像にはありませんがコネクタ抜き(ヘラのようなもの)もあると便利です。
fusiondriveのHDDを交換するとどうなるのか
作業の前にフュージョンドライブのHDDを外し、SSDを装着するとどうなるのかをお知らせします。
※新しいSSDは事前にフォーマット
フュージョンドライブは設定された2つのドライブが揃わないと認識されません。つまり片側を交換すると残されたディスクは認識しなくなります。
残したSSDを起動ディスク、新しいSSDを追加ドライブとして勝手に認識してくれたら良いと思っていましたが、現実はそんなに甘くありませんでした。
しかし問題はありません。
交換後の起動(command+R)で新たなフォーマットをナビゲートしてくれます。
HDD/SSD換装後の選択項目は以下の画像のようになります。
今回の作業では、ディスクユーティリティを使用しフュージョンドライブとして再構築しました。
画像をとりわすれてしまったので正確な単語はわかりませんが、ディスクユーティリティを選択すると「もとの状態に戻す(新しいSSDは無くなります)」みたいな文章が出てくるのでそれを選択します。
すると新しいSSDは無くなり、フュージョンドライブとしてもとのSSDと新しいSSDが一緒になったドライブが出来上がります。
フュージョンドライブが出来上がると先ほどの画面に戻るのでOS X を再インストールを選んでインストールすれば完成。
mac mini 2012 HDD → SSD 交換手順
ここで紹介するのは僕自身が行った手順です。正確な手順とは異なる場合がありますのでご了承ください。
作業は静電気に注意し余計な部分に触れないようにしましょう。取り外し/取り付けのしにくい部分もありますが力はほとんど要りません。知恵の輪のように作業しましょう。
※作業は自己責任でお願いします。
①新しいSSDをフォーマットする
先に新しく取り付けるSSDをフォーマットします。
この手順にはドライブケースが必要になります。ドライブケースはひとつあると便利なので買っておきましょう。
ORICO 2.5インチ HDD/SSD ケース USB3.0接続 SATA 3.0 ハードディスクケース UASP対応 4TBまで 9.5mm/7mm厚...
ドライブケースに入れた新しいSSDを mac mini にUSB接続。
アプリケーションユーティリティディスクユーティリティでフォーマット。
- フォーマット:OS X 拡張(ジャーナリング)
- 方式:GUID パーティションマップ
ドライブケースは便利
外したHDDを外付けとして利用するのにも使えます
②内蔵HDDと新しいSSDを交換する
ここから実際の交換作業が始まります。作業時間はおおよそ30分程度。
使う道具はT6/T8ドライバーで、ついでにコネクター外しがあると便利。
mac mini の裏蓋を外す
●から◯へ裏蓋を左回しで手で簡単に外れます。
ファンを外す
T6ドライバーを使用してファンを外します。
ファンに付いている3本のネジとファン左側のカバーのネジを1本外す。
これでT6ドライバーの出番は終了。
精密ドライバーは年中活躍
T6ネジを4本外す
ネジを外したらファンを取ります。
ファンは本体とつながっているので引っ張りすぎないよう注意。
ファンのコネクタは横方向ではなく、上方向に向かって抜きます。
方向が正しければ簡単に抜けます
ヘラがあると便利
次にファン横のカバーを外します。
斜めにしながら上手くすり抜けてください。
アンテナを外す
T8ドライバーを使用してアンテナを外します。
外側左右のネジは六角ネジですが、T8で回すことができます。
アンテナも本体とコードでつながっているので引っ張り過ぎないよう注意してください。
ネジを外したあとは手前に少しスライドさせて外す
六角もT8でいける
アンテナコードはつけたまま作業
アンテナは脇においといてHDDを引き抜きます。
HDDは画像でいう奥側に刺さっている状態なので、左側を優先しつつ手前に引きます。無理しないように。
HDDが外れたら本体についているコネクタも外します。
HDDからコネクタを外す
ディスクの固定ネジも外す
新しいSSDに移植
HDDからコネクタと設置用のネジを取り外し、新しいSSDに移植。
新しいSSDは右側から入れていきます。
SSDは画像のように本体外観に触れるぐらいの高さに刺さっているので、基板側につけないよう浮かせながら奥に刺します。
この高さの加減が個人的に大変でした。
あとは本体にコネクタを刺したら、今までの逆の手順でもとにもどしていきます。
ネジはとても小さなネジなので力を入れすぎて壊さないよう注意しましょう。
③④ドライブのフォーマットとmacOSのインストール
交換が完了したら command+R で起動しましょう。
以下の画面が出てくるので好きな状態にフォーマット。
今回はもとのSSDと新しいSSDをフュージョンドライブとしてフォーマットしました。
手順は前述通りです。
以上でmac mini 2012 fusiondrive での HDD → SSD 交換は終了です。
おつかれさまでした。
mac mini 2012 fusion drive HDD → SSD へ
あとがき
フュージョンドライブでのHDD/SSD交換の情報が乏しく、下手すると壊してしまうかもしれないと心配しながらの作業でした。
ところが特に不便なこともなく交換が完了。
親切に作られてるもんだな〜と感じました。
トラブルこのボリュームのCore Storage構成には対応していません
HDD→SSDで、どうやらスピードも上がったようです。
問題のあった HDD の交換もできて一石二鳥となりました。
問題ありで安かったMac mini 2012 を買った理由
次はOSのアップデートなどを行っています。