macbookの HDDをSSDに変更
トラブル続きのからあげ棒です。
なんとなくですが少し前からmacbook2008の調子が悪く、起動にもの凄く時間がかったり・・・していました。なので一ヶ月ほど前にデータのバックアップをしていました。そして予感が的中というかHDDが壊れましたw
トラブルの状況
僕は基本的にPCをつけっぱなしなのですが先日、macbookが異常に発熱していたので久しぶりに電源を落としました。そして二日後くらいに起ち上げようとしたら起動しなかったのです。灰色の画面にリンゴのマークが出てきてその下でグルグルと時計?が回りっぱなしになる。なにはともあれ開けてみよう!とバッテリーを外すためにmacbookを裏返したら・・・異常な膨らみ・・・なんとバッテリーが2倍くらいの厚みになってカバーを変形させているではありませんか!起ち上がらないこととバッテリーの膨らみは関係があるかわかりませんが、とりあえずこれは結構やばいかもと思いました。
macbookが起ち上がらない時の対処法
PRAMのクリア
電源を切り(というか起ち上がっていない)、電源を入れすぐに「Command」「Option」「P」「R」の四つのキーを同時に押す。Macの起動音が二度鳴るまでキーは押しっぱなし。二度目の起動音が鳴ったのを確認後キーを離す。
「起ち上がらない!」ってときの対処法ででてくる定番のPRAMクリアですが、実際これで復活したことはほぼありませんw
SMCのリセット
システム終了。バッテリーを外す。電源ボタンを5秒間長押し。バッテリー取り付け、Macの電源を入る。
SMCのリセットというのは初耳でした。それもそのはずSMCのリセットはintel搭載macでの対処法でした。僕の使っているmacbookは、僕にとって初のintel搭載macであり、このmacbook初の起ち上がらないトラブルなので今回初めてSMCのリセットというものを知りました。やり方は機種、状況により色々あり。
セーフモードでの起動
電源を入れたらすぐに「shift」キーを押したままにする。アイコンが表示されインジケータが動きだしたらキーを離す。
セーフモードで起動するとHDDの修復が始まります。この方法で復活したことは過去のmacで何度かあります。
以上、3つの方法を試しましたが修復はできませんでした。
この時点ではバックアップもとってあるし、macG4もあるし直さなくてもいいかと思っていました。なのでmacbookは放置してG4をメイン機にするべくディスプレイの付け替えやデスクの配置変更を行っていました(薄情www)
しかしG4ではブラウザであるサファリが古すぎて現代のwebサイトが表示できませんでしたw
イラストレーターcsやフォトショップcsは問題なく動くのにまたもや(古い機種の天敵はブラウザだと思う)ブラウザの壁に門を閉ざされました。
これはマズいと本気でmacbookの復旧に乗り出しました。
ディスクからの起動
電源を入れたら「option」キーをすぐ押す。起動ディスクが出てきたら離す。起動ディスクを選択して起動。
macbookをインストールディスクから起動するこにしました。macbookの中には観賞用のDVDが入れっぱなしになっていて起ち上がらないことには取り出すことができません。上記手順により起動ディスクの選択画面を出した状態でDVDのイジェクトボタンを押し、入れっぱなしになっていたDVDを取り出し、インストールディスクを挿入しインストールディスクから起動。とりあえずインストールはせずにユーティリティーからHDDの修復作業。一通り作業が完了。しかし修復できないエラーがあり結局は起動できず。
起動はできないもののHDDのなかに入っているデータは見ることができました。起ち上げ部分の一部のプログラムが壊れてしまったということでしょうか???
この時点ではHDDが原因とは完全にいえない状態で、もしかしたら基盤のほうかもと最悪の状況が頭をよぎりました。データが見えているので完全初期化はしたくありません。なのでたまたま手元にあった使っていない2.5インチHDDをmacbookに接続、フォーマット、osインストールしました。
無事、起動!
これでようやくHDDの故障が確定。あとはどう復旧させるか?考えていたところPCショップのある繁華街へ出かける予定があることを思い出し、ショップで物色をしつつ復旧方法を決めることにしました。
じゃんぱらで買ってきたもの
PC中古ショップ「じゃんぱら」へいってきました。そこで買ってきたもの。
- SSD220GB(中古)
- 2.5インチ用ハードディスクケース
- 精密ドライバーセット
SSDに換装することにしました。今回のトラブルで調べていたらスゲー速くなる!っていう話だったのでつい魔が差しましたw ハードディスクケースは内蔵HDDをUSB接続できるようにするケースです。HDDのデータが見れていたので今回壊れたHDDも外付けHDDとしてなら使えるであろうという判断。精密ドライバーセットはmacbookのSSD換装には特殊形状(星型?六芒星型?)のドライバーが必要なので購入。
やっと本題w
macbook本体バッテリー部分のカバーを外す。
内蔵HDDを固定しているパーツを外す(+ネジ)
内蔵HDDを本体から取り外し、HDDの脇についているネジを4本外す(特殊ネジT6)
内蔵HDDから外した特殊ネジ(T6)をSSDに移植
SSDを本体コネクタに接続、収納、固定パーツ(+ネジ)で固定
ふたをして終わり。
あとは、インストールディスクから起動してSSDをフォーマット
OSインストール、古いイラストレーター&フォトショップを使用するためRosettaもインストール。
内蔵HDDを外付けHDDへ
外したHDDをハードディスクケースにセットして外付けHDDとして活用。というかデータ復旧のために使用。
これでmac本体にUSB接続できます。
データは見えるので起動部分だけのトラブルと考えコイツを本体に接続。無事認識。macの移行アシスタントからアプリケーションのみをデータ移行(ついでにデータ整理したかったので!)
フォントとATOKを再インストール。終了。
玄人志向 SSD/HDDケース 2.5型 USB3.0接続 ACアダプター不要/ネジ止め不要のスライド式 GW2.5CR-U3
HDDからSSDへ
今回勢いでHDDからSSDへ換装したわけですが・・・
換装したその感想は!
まずosインストールのときから速かったです。HDDに再インストールしたときは約60分、SSDにインストールしたときは約30分と半分の時間でできました。DVD⇒HDD、DVD⇒SSDなわけですからDVDの遅さを考えると時間が半分になったのは驚きです。
さらに起ち上がりは俊足となりました!待ち時間はなしといっても過言ではないです。
古いmacにお金をかけるのはちょっともったいないと思っていたけどこの速さを体感して考えを改めました。SSDも手頃だしハッキリいってこんな古いマシンに大容量は必要ないので安いSSDを購入、換装はめちゃおすすめです!
ほか、内蔵HDDを外付けとして利用するというのも初体験ですが便利。そして一番の活躍&今後の活躍は精密ドライバーセットでしょう。こんなに安くこんなにも豊富なドライバーがゲットできるとは思っていなかった。もっと早くに欲しかったです。
忘備録
- intel搭載macで古いアプリ(イラレ&フォトショ)を動作させるRosettaもosインストール時にインストール
- イラストレーターcsはmac osの初期フォントがぶつかるようで強制終了してしまう。必要ないフォントはどこかへ移動。
- ATOKがないと文字が打ちにくいw
- メモリの増設も考えよう!
このあとmac mini 2012を購入。そちらでもSSDへ交換を行っています。macbook 2008 と mac mini 2012 を比較すると圧倒的にmac mini のほうが快適です。現在でも macbook 2008 を使用している方には買い替えを強くオススメします。