リトルカブのフロントタイヤ交換を行いました。
ホイールから古いタイヤを外し、新しいタイヤを付けるというのは初めての経験です。
時間はかかりましたが初めてでも問題なく作業できました。
リトルカブ フロントタイヤ交換 まとめ

作業時間 | 初回2時間(慣れれば1時間程度で可能?) |
必要なパーツ代 | 約4,500円(Amazon)タイヤ/チューブ/リムバンド |
お店での参考工賃 | 2,500円前後 |
リトルカブの空気圧 | フロント175kPa / リア200kPa |
リトルカブのタイヤサイズ | フロント2.50-14 32L / リア2.75-14 35P |
交換したタイヤの使用状況 | 製造から11年、約2万5千km使用(ニュータイヤは2019年製) |
タイヤの交換目安 | 2年または1万km毎で交換予定(消耗具合と相談) |
フロントタイヤ交換 必要な工具

17mmメガネ | フロント車軸の脱着に使用。フロント左側。 力のかかる部分なのでメガネを推奨。 |
12mmスパナ | フロント車軸の脱着に使用。フロント右側。 バルブ付け根のナットの脱着に使用。 |
空気入れ | 空気圧計のついているものが便利。 ・購入した空気入れのレビューはコチラ |
ジャッキ(レンガなどで代用可) | フロントタイヤを浮かせるために使用。 レンガやブロックなど挟み込めればなんでもok |
タイヤレバー | リムからタイヤを外すのに使用。今回の作業で一番の難所。 |
ビードクリーム | 新タイヤを付けやすくするためのワックス 無くても良いがあると楽。 |
結束バンド | 新タイヤを付けるのに使用。安全・簡単にタイヤの装着ができます。 今回は約20cmを2本つなげて使用。 |
ニッパー | 結束バンドを切るのに使用。切れればなんでもok |
フロントタイヤ交換 必要なパーツ
交換パーツは3点【 タイヤ / チューブ / リムバンド 】です。
聞き慣れないものはリムバンドだと思います。リムバンドはリム(ホイール)からチューブを保護するためのパーツ。外して実際のものを見れば理解できると思います。
参考までに今回購入したものを掲載
DUNLOP(ダンロップ)バイクタイヤ D107 フロント 2.50-14 32L チューブタイプ(WT) 268539 二輪 オートバイ用
DUNLOP(ダンロップ)バイク用リムバンド 22-14 バンド幅:22mm ゴム厚:1.0mm リム径:14インチ バルブ穴センタ...
IRC(アイアールシー)井上ゴムバイクタイヤチューブ 2.50*80/90*70/100-14 バルブ形状:TR4 リム径:14インチ ...
フロントタイヤ交換 手順
手順はネットの情報をもとに自分で作業した手順です。正確な手順とは異なると思いますので、作業は自己責任のもと行ってください。
フロント車軸を抜く
12mmと17mmを使ってフロントの車軸を取り外します。


ジャッキアップ
車軸が緩んだところで作業をやりやすくするためジャッキアップします。今回はセンタースタンドを立てた状態でリアを押し下げ、フロントが浮いている間にレンガを2個エンジン下に置きました。


ブレーキ抜く
車軸が完全に抜けたらブレーキ部分のユニットを丸ごと外します。特に固定はされていなくて簡単に引っこ抜くことができます。


タイヤを外す
タイヤの空気を抜き、バルブのナット12mmを外します。タイヤレバーを使いリムからタイヤを外していきます。20cm程度外すことができれば以降は手で外していけます。その最初の20cmが大変です。タイヤレバーを駆使して乗り切りましょう。
片側が全て外れたら中からチューブを引っこ抜きます。チューブを抜いたらタイヤをリムから完全に外します。こちらも少しずつ外していきます。






作業は下に段ボールなどをひいてリムなどが傷つかないようにしましょう。
タイヤが11年物で硬化していたせいかも知れませんが、タイヤを外す作業がもの凄く大変でした。ここをクリアできればあとは簡単です。
新しいタイヤを装着
タイヤの装着には結束バンドを使います。ビードクリームも併用してスルッと簡単に装着ができます。
リムにリムバンド装着
バルブの穴の位置をあわせてリムバンドを装着。


タイヤを準備
タイヤにチューブをいれ結束バンドで締め上げる。端と端がくっつくぐらいに締め上げます。チューブには少し空気を入れてあげたほうが作業がやりやすいかもしれません。チューブのバルブ位置をタイヤのマーカーにあわせるのを忘れずに。


タイヤをリムに装着
タイヤのリムと接触する部分にビードクリーム塗ってリムに装着。リムの上にタイヤを置いて上から軽く押してあげれば簡単に装着できます。


装着したら結束バンド切って抜きます。間違っても内部に残したりしないよう注意。抜くときに勢い余ってリムバンドをずらしたりしないようにも注意してください。結束バンドが全て取れたら空気を入れる。リトルカブのフロントは175kPa




タイヤを車体に戻す
ブレーキユニットをタイヤに取り付ける。車体とブレーキユニットの溝をあわせて車軸を通して12mmと17mmで締めたら完成です。
ブレーキが作動するか、タイヤが違和感なく回るかをチェックしてからテスト走行。テスト走行は異音や振動などがないかチェック。走った後は緩みなどがないかチェックしましょう。
以上で交換完了です。
DUNLOP(ダンロップ)バイクタイヤ D107 フロント 2.50-14 32L チューブタイプ(WT) 268539 二輪 オートバイ用
フロントタイヤ交換 注意点 & ポイント
初めての作業で感じたポイントをチェック!
- 17mmはメガネが安心
- ブレーキの取り付け形状を覚えておく
- タイヤレバーはコツがいる。一回ではマスターできない。
- タイヤの取り外しがヤマ、タイヤ装着は簡単
- エアバルブ位置を合わせるのを忘れずに
- 結束バンドでできるだけ締め上げる。
- 空気圧チェック。
- エアバルブのナットを仮止めする。
タイヤの製造時期をチェック

タイヤのどこかに小さく4ケタの数字があります。
後ろの2ケタが製造年を表し、前の2ケタがその年の第何週に製造されたかを表します。
今回のタイヤは、2019年の第5週に製造されたタイヤということになります。
タイヤはネットでの購入だったので古いタイヤが送られてくるのではないかと心配しましたが特に問題なかったです。
リトルカブ フロントタイヤ交換 自分でやるべきか? あとがき
タイヤ交換の工賃、パーツ代はお店によって大きく異なります。目安としては工賃2,500円前後、パーツ代5,000円くらいでしょうか。
工賃は自分で作業すればタダ。パーツ代はAmazonで購入すれば1,000〜2,000円程度安くすることができます。合計で約4,000円くらいの節約ができます。
しかし実際に作業してみて意外と大変だと思いました。真冬と真夏にはやりたくない作業です。正直、タイヤがなかなか外れなくて「やっぱり頼めば良かった」と少し後悔しました。
走行距離にもよりますが2〜3年に一回(前後あわせたら2回)という頻度であればケチらずにお店に頼んでしまったほうが得策かもしれません。それでも作業した理由は、自分で交換できるというのは緊急時に役立つからです。以前のパンクの経験で学びました。道具も揃えたので今後も自分で作業していく予定です。