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西風 クルマ漫画は西風漫画なしでは語れない

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僕は旧車が好きだ。

若い頃から旧車が好きで、現在も旧車が好きだ。

昔好きだった車は、旧車というかもはやヴィンテージの領域になるのかもしれない。

クルマが好きでクルマ漫画も好き

僕の車好きはどこからだろうか?考えたときに思い浮かぶのは漫画。

子供はクルマが好きなものだ。

しかし大きくなるにつれて色々と興味の沸くモノが現れクルマの存在は消えていく。

もちろん中にはクルマが好きなまま育っていく子もいるだろう。

 

例えば、パトカーや救急車は小さな男の子であればみんな大好き。

しかし中学生になってパトカーや救急車が大好きでサイレンを聴くとワクワクしてしまうという子は少ないであろう。

つまりそういうことだ。

最初に影響を受けた漫画は従兄弟の家で読んだ「サーキットの狼」

サーキットの狼は所謂スーパーカーが次から次へと出てきて、スペックを解説しつつガンガンレースをする。

主人公がライバルとしのぎを削りつつ公道レーサーからレーシングドライバーになっていく。

基本的にはパワーで劣るマシンを駆り上位スペックのライバル達を抜いていくというもうのだ。

 

サーキットの狼は単行本で読んだのでリアルタイムで読んだわけではない。

ここに出てくるスーパーカーというものは一般人にはとても手が届かない。

いや中には漫画で見た憧れを大人になって手にした成功者もいるだろうが(泣)

もっと身近なクルマたちが活躍「よろしく!メカドック」

「サーキットの狼」の余韻を持ったまま週刊少年ジャンプで「よろしく!メカドック」の連載が始まる。

メカドックは一般的に手に入る国産車をチューニング(改造)する漫画だ。

ちょっと古いクルマも出てくるが、その当時のリアルタイムなクルマをチューニングして速くする。

そしてクルマ漫画の基本に忠実にだんだんとレーサーになっていく。

 

メカドックに出てきたクルマが好きな子供が大人になると立派な旧車好きだ!

 

旧車が好きな理由は?

その後いくつかの漫画を読む。

そして大人になって、いざクルマを買う時に欲しいと思ったクルマは旧車だった。

正確にいうと昔に憧れたクルマが僕には内緒でどんどんと勝手に古くなってしまったのだw

 

別に古いから好きというわけではない。

 

クルマに利便性とかはあまり求めていない。

見た目がカッコイイのが良い。

 

ヒストリーを持つクルマが好きだ。

少し謎めいていたほうが良い。

個性が欲しい。個性とは故障も個性のひとつだ。

 

時がそういったものを創るのかもしれないが旧車にはそういったものが多い。

 

うちにあるステップワゴンには、なにかあるだろうか?・・・ない。

うちにあるリトルカブ(バイクになってしまうが)にはヒストリーがあると思う。

 

僕の旧車好きを決定づけたのが、旧車たちが活躍する漫画の最高傑作漫画家西風先生の「GTロマン」や「CROSS ROAD」

西風先生について

  • 西風(にしかぜ、NISHIKAZE)
  • 本名:西堀 勝太郎
  • 性別:男性
  • 生年月日:1959年1月25日
  • 職業:漫画家。
  • 出身:静岡県沼津市

 

西風

 

漫画は好きでしたが、作者については今回初めて調べて知りました。

想像より年配なのですね。ここ何年かは新作が出ていないようなので漫画家としては一区切りついたのかもしれません。と思いつつも新作を期待しています。

 

※2018年 9月 GARAGE PARADISE 1 発売

※Tipo 連載開始(2018年11月号)

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西風漫画について

基本的には人間ドラマです。

ドラマというと大げさですがクルマとクルマ好きが織りなすクスッと笑えるようなエピソードをクルマの個性を交えつつシンプルに描いています。

発刊当時はそうでも無いかもしれませんが今読み返すとオシャレな漫画だな〜と思います。

 

登場するクルマは旧車で欧州車がメインですがアメ車や国産も出てきます。

ランチアデルタも出てきます。

中古で購入したランチア デルタ インテグラーレ16V

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「GTロマン」ではクルマ好きが夜な夜な集まる「カフェロマン」とうい喫茶店(バー)が出てくるのですが、クルマ好きであればこういう店が近所に欲しいと思うこと請け合いです。

 

そして絵が良いのです。

クルマという単なる機械、鉄の塊ですが西風先生が生み出す線によって温かみのある、感情のあるペットのようなパートナーのような生きた物に感じます。

 

是非、旧車好きだけでなくクルマ好きな人に西風漫画を読んでもらいたいです。クルマのことを知らなくてもわかる面白い漫画が多いです。

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あとがき

昨今のクルマを取り巻く現状、凄惨な事故、飲酒運転、煽り運転、エコ等を考えるとクルマ漫画というものは描きづらいものなのかもしれません。

漫画のなかには「やれ何キロだした」「公道で賭レース」「クルマに乗るはずなのに酒を飲んでいる」といった場面があり現代の感覚でいうとよろしくないとされる表現が多くあります。

クルマ離れも深刻なものです。

しかし本来、漫画とは現実世界ではできないことをやってくれる、夢を叶えてくれるものではないでしょうか?

これからも楽しいクルマ漫画が現れることを楽しみ待っています。