Adobe Illustrator でよく活用する「 変形の繰り返し 」と同じような機能が Affinity Designer にもあります。
しかしイラレとは少々違いがあり、使い方を理解するまで少し時間がかかったので忘れないよう備忘録。
Affinity Designer 複製 の使い方
Affinity Designer(AD)で「変形の繰り返し」と同じような結果を得るには「複製」という機能を使います。
複製のショートカットは ⌘+J
複製は、その名の通りオブジェクトをコピーします。コピーだけでなくコピー元の上にペーストしてくれます。
つまりイラレで言う⌘+Cと⌘+V(+F)の動作を一つの操作で行うのが複製(⌘+J)
複製(⌘J)で作ったオブジェクトを移動。そのオブジェクトに複製(⌘J)を行うと、コピー/ペースト/移動の3つの動作を複製することができ、これが「変形の繰り返し」と同じように使える機能となります。
「変形の繰り返し」と「複製」の違い
あまりイラレと比較してもしょうがないのですが、イラレから移行してきた人やこれから移行しようと思っている人には気になる点だとおもうので少し比較したいと思います。
イラレの「変形の繰り返し」
変形の繰り返し(⌘+D)は、以前に行った変形(移動/拡大縮小/回転など)を選択したオブジェクトに対し行うものです。
選択したオブジェクトに⌘+Dで以前に適用した変形を繰り返します。
Affinity Desiner の「複製」
複製(⌘+J)は、コピペ+αの動作をします。
複製(⌘+J)したオブジェクトを移動/回転/縮小。そのオブジェクトを複製(⌘+J)すると同じように移動/回転/縮小されたオブジェクトが複製されます。
複製(⌘+J)という事前操作が必要な点と複製(⌘+J)したオブジェクトだけが対象という縛りがありますが、複数の変形動作を繰り返すことが出来るのが特徴です。
あとがき
変形の繰り返しと同じような結果を得ることができる複製ですが、根本的な部分は変形の繰り返しとは別物だと感じました。
まぁ名前が全然違うので当然と言えば当然なのですが…
複製(⌘+J)は、パターンを簡単に作ったり作業効率を上げることが出来る便利な機能です。
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