タクシーの勤務時間

タクシーの勤務時間・休みのこと

タクシーの勤務時間

タクシー乗務員を一年で辞めたからあげ棒です。

タクシーが公園の脇で車を停め中で昼寝をしているなんて光景を見ることがあると思います。

「全く気楽でいいな、ぺっ」なんて思わないであげてください。彼(彼女)らは夜通し続く勤務に備えてほんの僅かな休息をとっているのです。

でも駐停車禁止場所の場合は速攻通報してあげてくださいねw 図に乗りますから。

 

タクシー乗務員の勤務時間について

 

タクシーの勤務態勢は会社によって変わってきます。

昼の勤務(昼といっても朝から夜に入るくらいまで)、夜の勤務(夜から明け方まで)、朝から朝まで働く隔日勤務

一番良くあるパターンは隔日勤務(隔勤)だと思いますし、僕も隔勤で働いていましたので隔勤の説明をします。

隔勤は、1日で二日分働いて業務終了後は明け休みとなります。1回の勤務で働く時間は18時間以上21時間まで。会社によっては17時間以上20時間までなど多少の違いがあります。その違いは一ヶ月の労働時間を何回の勤務で割るかによります。僕の場合は18〜21時間の一ヶ月12勤務でした。一ヶ月の勤務が13勤務であれば1日17〜20時間などと変わっていきます。ここでは18〜21時間のパターンで話していきます。

最低勤務時間の18時間は通常の会社でいう定時で残り3時間は残業のようなモノです。定時前に上がればもちろん早退ということで一勤務に数えられません。一勤務に数えられないということは手当に関わる場合があります。が、ひとまずそれは置いておきます。

朝8:00から勤務を開始して18時間、深夜2:00となります。

定時ならここで終了ですが、基本的には残業します。さらりと言いますが「売り上げ=給料」なので時間いっぱいまで頑張ります。すると

朝8:00から勤務を開始して21時間、明け方5:00となります。

次の勤務は次の日の朝8:00からとなります。そして貴方の乗ったクルマは次の日の朝8:00まで別の乗務員(相番)が使用します。

2日に1回働く人が2人交互に勤務してクルマは毎日稼働します。このペアに支障がなければ勤務開始時間はいつでもOKといえます。

例えば朝5:00からクルマが使える相番であれば5:00から、相番が8時まで仕事するような人手あれば自分は9時から等

休憩時間については、必ず3時間以上とる必要があります。

細かく言うと混乱するのでここらで整理します。

 

隔日勤務にて朝8時から働く場合の一日の流れサンプル

タクシー勤務 サンプル

明けて次の勤務まで丸一日あるのでかなり自由に時間が使えそうな気がしますよね。僕も最初はそう思ったし体力に余裕があったときは軽く仮眠してから少し遊びに行けたりもしました。

が、本気で稼ごうと思って仕事を始めてからは余裕がなくなり勤務が終わり家につき寝て起きたら夜で、すぐまた寝ないと次の勤務に差し支える・・・なんて状況になりました。その根本の原因は通勤時間でした。

ためしに通勤時間など細かい必要行程もいれてもう一度表をアップします。

タクシー勤務 02

どうですか?

業務時間以外にクルマの業務前点検、業務後は売り上げ報告と洗車、それに通勤時間が必要となるので実質の拘束時間は約26時間です。その後22時間の明け休みがありますが、次の日の仕事に備えかなり早めに寝るので最初のイメージより自由な時間が少ない印象になると思います。

この辺は個人差が多く、全然寝ないで元気に朝から遊びに行く人もいるし、僕のように動けない人もいます。体力に自信がある方には良い職業かもしれません。でも睡眠不足の運転は危ないので気をつけてくださいね。

通勤時間は大事です。なるべく近場で条件の良い会社を選びましょう。

 

休みについて

 

休みは月に3回または4回でした。休みがあると明けの日もセットでついてくるので実質3連休のようになります。タクシーの良い部分ですね。

タクシー勤務 休み

 

まとめ

 

月12回の勤務で自由な時間も多くあるように感じるタクシー乗務員ですが、勤務時間は月250時間前後となり労働基準法のギリギリを攻めています。もちろん残業しなければ勤務は楽になりますが売り上げが・・・。自分の体力と相談しつつ勤務時間を自分なりに調整してうまいことやらないといけません。

隔日勤務についての説明になりましたが、一番儲かるのは夜勤です。間違いないと思います。昼は渋滞も多く長いお客さんが少ない。夜は道はすくし、割増料金はつくし、長いお客さんが多くなります。一番儲かる時間帯だけを勤務できる夜勤が間違いなく儲かります。しかし生活は完全に夜型になるし、毎日の勤務になるので体力的には隔日勤務同様きついものになると思います。昼勤を選ぶ人はパート的な感覚ですね。

月に12勤務で楽々30万以上!とかの宣伝文句には惑わされず自分にあった働き方を探しましょう。

体力に自信のある人は、稼ぎたい人は夜勤が選べる会社を探しましょう。

 

タクシー専門の求人サイトを利用するのも手だと思います。

必ずタクシー会社を複数検討して、より良い条件・環境で仕事を始めましょう。はっきり言ってどこでも一緒ではありません。タクシー会社選びでその後の人生変わるといっても良いです。本当に本当に慎重に選んでください。

 

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